小学生の早帰りの時、多分行事とかの関係でお昼には家に帰っていた日。祖父と2人でお昼ご飯…というと、いつもほっともっとのお弁当だった。
人見知りのくせに、何故か注文の電話をしたがっていた気がする。
お弁当を取りに行った帰り道は、車が幸せの香りに包まれていて空腹がとてつもなくそそられていた。祖父幕の内弁当、私はステーキ重のお弁当をいつも頼んでいた。
今思えば、とても贅沢させて貰っていた。笑
6歳にして、毎日ご飯はおかわり、マックはハッピーセットと単品バーガーを平らげていた私。ドラえもんのお子様ランチなんて足りなかったんだよね。
あのステーキ重は、かなりかなり大好きだった。特に付いてるソース。うろ覚えなのだが、玉ねぎだか大根おろしだか、あれがご飯と半端なく合ってたまらない。ソースがかかったお肉とご飯の配分を考えながら食べていたのをふと思い出した。
ほっともっと=絶対ステーキ重だった。
ただ、食いしん坊だけど食わず嫌いばかりの私が何故あのステーキ重にハマっていたのか…(決して挑戦はしないし、家族のを貰ったことがるのか?)と少し謎だ。
遡ってみると、ステーキ重に加えてもう1つ好きな料理があったことを思い出した。
それは手羽中の塩味。確か揚げてあって、5~6本くらいのやつ。あの形って馴染みがないから食わず嫌いが反応していた。ある時、祖父が何事も試すべき!…と食べさせてきて、嫌々ながら口にすると、まさかの美味しさに驚いたっけ。
美味しい美味しいと食べる私を見て、祖父は嬉しそうに笑っていた気がする。
調べてみると、今はカットステーキ重という名前になっているらしい。味はあの頃と同じなのかな。今度また祖父と一緒にほっともっとを食べたい。
あー、美味しかった。
明日は何を食べようかな。