何故か、ふと無性に食べたくなるビスケット。
叩くとビスケットが増える魔法のポケットの存在は日本人の多くが知っている。クッキーでもスコーンでもないこのお菓子。
私は好んでよく食べているのだが、焼き菓子でいうとそこまで好まれにくいのかもしれない。
「ビスケットって硬くてパサつくんだよね」と、友達が微妙な顔で話していた。
しかし、私は寧ろそれがビスケットの持ち味だろうと考える。
1枚1枚お茶を楽しみつつ味わって頂くというより、ながら食べ(行儀が悪いという批判は受け付けません)にビスケットは最適。
何か考え事をしながら食べるあの硬さが、何となく癖になる。力を少し強めてパキっと噛み、じわじわと溶けて甘さを感じる。そしてまた口にぽいっ、と一欠片入れる。
気づくといつの間にか無くなっているのがオチ。
ビスケットは牛乳に浸して食べると新たな世界の扉が開けるので、まだ体験したことない人はぜひやってみて欲しい。
あー、今日も美味しかった。
明日は何を食べようかな。